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アトラス江戸川アパートメント

マンション建替え事例
東洋一のアパート同潤会江戸川を再生 ‐ 旭化成ホームズ
東洋一のアパートとうたわれた同潤会江戸川アパートメントを建て替え

かって都市型住宅のシンボルとして「東洋一のアパート」とうたわれた同潤会江戸川アパートメント(東京都新宿区新小川町)の建て替え事業がこのほど完成し、鉄骨鉄筋コンクリート造り地上11階地下1階建ての「アトラス江戸川アパートメント」として生まれ変わった。最新の防犯システムや社交室・アトリエをはじめとする充実した共用施設とともに、同潤会アパートメントにあったステンドグラスやアールデコ調の家具などがモニュメントとして建物の一部に利用されるなど、細部にわたって豊かな伝統を踏襲している。

アトラス江戸川アパートメントとして再生、事業主は旭化成ホームズ

「アトラス江戸川アパートメント」は、総戸数234戸。東京メトロ線飯田橋駅から徒歩8分。敷地面積6862.27㎡。1LDK~3LDKで、販売残り戸数は5戸。価格帯は4100万円~6630万円。入居開始は6月1日。

前身の旧同潤会江戸川アパートメントは躯体の老朽化などにより02年、建て替えが決定。03年10月「アトラス」を着工した。事業主は旭化成ホームズ。

緑の景観を重視、テーマごとに5つの庭園を設置

同潤会アパートの発想を受け継ぎ、全体的に余裕のある敷地利用が特徴。設計段階から随所に旧建物のデザインや雰囲気を継承している。敷地中央のセンターコートをはじめ、応接室などが効果的に配置されており、開放感が感じられるつくりとなっている。

とりわけ、都心にありながら緑の景観を重視。アネックス棟にある屋上庭園には「ハーブ・キッチンガーデン」をはじめ、テーマごとに5つの庭園が設置されている。また、敷地内にはシンボルツリーとなるシダレザクラをはじめ約4000本の樹木を植樹。以前から敷地内にあったイチョウなどもそのまま保存した。

防犯面では24時間対応のオンラインセキュリティーシステム

一方、防犯面ではダブルロック式ディンプルーキーを採用。全戸が24時間対応のオンラインセキュリティーシステム体制だ。

陶芸などに利用されるアトリエには、かって使用されていたステンドグラスを残し、各部屋にあった昭和初期のデザインを色濃く残す「六角窓グリル」を各棟階段室のサインとして利用している。

また、同潤会江戸川アパートメントの持つ魅力として高い評価を受けていたのは、居住者相互の文化性の高いコミュニティー形成だ。

旭化成ホームズでは、「往時の住民交流の良さを継承しつつ、新たな居住者との間でさらに充実した地域コミュニティーへとつながってもらえれば」と話している。

(住宅新報 2005.5.24号より収録)

項目 建替え前 建替え後
名称 同潤会江戸川アパートメント アトラス江戸川アパートメント
敷地面積(㎡) 12,270 20,211
建物階高 6×1,4×1 11×1
戸数 260 234
平均面積(㎡) 10~85 27~120
峻工 1934年 2005年
事業主 同潤会 旭化成ホームズ
事業手法 等価交換方式
所在地 東京都新宿区新小川町6