首都圏 分譲マンションの地域別件数と戸数＆平均値

株式会社マンションデータサービスまとめ

首都圏(1都3県)の分譲マンションストックは2018年1月時点で53,913件、3,308,521戸に達しました。ここでは地域別のストック数を一覧表でご提示するともに、データから見える特性のいくつかをご紹介します。

地域別にみると東京都が25,431件(全体比56％)、1,581,319戸(全体比48%)と抜け出ています。さらに都内に絞っても件数、戸数ともに他の３県を超えています。マンションは都心部から立ちはじめ郊外に輪を拡げてきた経緯から東京都のシェアは抜き出ています。

分譲マンションには総戸数10戸以下の小規模なものから1,000戸を超える団地型や超高層などさまざまなタイプがあります。マンションの規模を示す「平均戸数」をみると東京都53戸、神奈川県64戸、埼玉県73戸、千葉県94戸の順になり、造成地や埋立地に大型物件の多い3県が上位を占めています。対して東京都は市街地でまとまった用地の取得が困難なことから規模が抑えられています。

マンションの高さを示す「平均階高」を地域別にみると東京都8.1階、神奈川県6.8階、埼玉県7.7階、千葉県9.0階となり、千葉県が東京都を抜いてトップにいます。ちょっと意外な感じですが、ここでも用地の取得の面で優位な千葉県が海浜に高層物件を揃え平均値を押し上げています。

マンションの年齢ともいえる「平均築年数」は東京都が25.4年、神奈川県25.4年、埼玉県24.9年、千葉県23.8年の順でほぼ横並びです。マンションの竣工は都心から郊外へと輪をひろげてきた経緯からみるとちょっと意外ですが、これは咋今の都心回帰の流れによるものです。その結果東京都の平均値が抑えられたのに対し、竣工数が少なくなった3県の数値が計算上押し上げられたからです。

項目別の集計は市・区別にも行っています。詳細をご覧いただくと、東京都内においてマンション件数トップの世田谷区が規模では最下位であること、戸数でトップの江東区は平均戸数でもトップにいること、それに高経年のトップは渋谷区であることなどなど、気づかなかったヒントとの出会いをお楽しみください。

都県名	地域名	件数	戸数	平均 戸数	平均 階高	平均 築年数
東京都	東京都内	25,431	1,278,442	50	8.9	25.6
	都下市郡部	4,603	302,876	66	7.0	25.2
	東京都計	30,034	1,581,318	53	8.1	25.4
神奈川県	横浜市	6,774	453,018	72	6.6	25.8
	川崎市	3,390	211,035	62	7.0	23.8
	相模原市	823	49,820	61	7.4	24.8
	県下市郡部	2,873	187,153	65	7.2	25.3
	神奈川県計	13,860	901,026	64	6.8	25.4
埼玉県	さいたま市	1,555	101,665	65	7.6	24.7
	県下市郡部	4,191	316,754	75	7.7	25.3
	埼玉県計	5,645	418,419	73	7.7	24.9
千葉県	千葉市	842	102,371	122	8.3	24.1
	県下市郡部	3,532	305,387	86	9.1	23.5
	千葉県計	4,374	407,758	94	9.0	23.8
１都３県計		53,913	3,308,521	61