築30年以上のマンションの特性と今後の推移(8-3) Mansion Data Report
地域別の比率
築30年以上のマンションの7割弱が東京都に

●東京都の比率は件数ベースで68%を占め、戸数ベースでは52%
●他3県(神奈川、埼玉、千葉)は大型物件が多く戸数ベース比率は48
首都圏(1都3県)築30年以上のストック(1975年6月以前の竣工マンション)
地区名 件数 戸数 平均戸数
東京都 2,650 170,279 64
神奈川県 730 78,601 108
埼玉県 213 26,724 125
千葉県 362 51,761 143
合計 3,955 327,365 83
 東京都の比率は件数ベースでは68%と高率、戸数ベースでは52%を占めています。全体に対する比率も件数で13ポイント、戸数で6ポイント上回っており、立地においては東京集中の傾向がみられます。
 神奈川、埼玉、千葉の3県は団地形式の大型物件が多く、戸数ベースの比率を高める要因になっています。

 左グラフは件数ベースでの比率を示したものです。東京都が7割近くを占め、他の3県に大きく水をあけています。このうち都内には2400件あり、都下は250件。都内だけで6割を占めています。
 東京都の平均戸数は64戸。全体の平均49戸に対して、15戸も上回っていることから、規模の面においては一定のレベルにあるといえます。

 左表は戸数ベースの比率を示したものです。ここでは東京都の比率が低くなり、代わって他の3県が比率を高めています。
 神奈川県には1,000戸を超える大型物件が10件程度あり、千葉県にも500戸を超える物件が20件以上、埼玉県には粒ぞろいの中規模物件が揃っていることなどがその要因になっています。
株式会社マンションデータサービス(2005年7月発表)
関連資料
都心11区に立地するマンションが約44%、区部西部・南部エリアが約約42%を占める。築年別では、1967年〜1971年のマンションが約73%で最も多い。また、年数の古いマンションほど都心11区に立地している割合が高い。(東京都住宅局:2003年5月調査より)