築30年以上のマンションの特性と今後の推移(8−2) |
Mansion Data Report |
全ストックに対する比率
築30年以上のマンションは1都3県に3,955件、327,365戸
●1都3県における対全体比は件数ベースで9%、戸数ベースは13%を占める
●東京都内の対全体比率は件数ベース12%、戸数ベースは15% |
築30年前後のマンションの年別竣工件数の推移 |
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●上図は1965年(昭和40年)から1979年(昭和54年)いたる15年間の年別竣工件数をグラフにしたもので す。築後年数では築25年から築39年の間の推移です。
●築30年以上に該当する65年から74年の10年間は、都心部を中心に建ち始めたマンションがその輪を郊外に伸ばしていたころ。オイルショックで落ち込むまでの時期にあたります。
●そのころ都心部では高級マンション、周辺部ではファミリータイプのマンション、一方では団地族という新語を生み出した公団・公社住宅が海浜の埋立地や郊外の丘陵地に大量竣工しました。
●75年から79年はオイルショックから立ち直り、二次取得者を対象にした住宅面積の広い物件を中心に竣工数を伸ばした時期にあたります。
●当社の調べでは築30年を超えるマンションは、2005年6月時点で3,955件、327,365戸あります。全体にたいする比率は件数ベースで9%、戸数ベースで13%を占めています。
●竣工時期が早かった東京都内においては対全体比率が件数ベース12%、戸数ベースは15%。10件のうち1件以上は築30年以上という状況です。 |
株式会社マンションデータサービス(2005年7月発表) |
関連資料
築30年以上のマンションで管理組合があるのは約78%、小規模なマンションの方が少なくなっている。長期修繕計画があるマンションは約58%、修繕積立金を徴収しているのは約87%。修繕積立金を徴収しているマンションのうち、長期修繕計画に基づいて額を設定してるのは約46%にとどまっている。その割合は築年数が古いほど少なく、規模が小さいほど少ない。(東京都住宅局:2003年5月調査より) |
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