築30年以上のマンションの特性と今後の推移(8−5) Mansion Data Report
階高と平均面積
階高は「6〜10階建」、面積は「51〜70u」が中心

●5階建以下の中層物件が30%、高層物件では「6〜10階建」が中心で54%
●平均面積は「30u〜70u」のファミリータイプが約8割を占める
●5階建以下の中層物件が30%、高層物件では「6〜10階建」が中心で54%
階高 件数 戸数 平均戸数
5階建以下 1,194 125,845 105
6〜10階建 2,113 121,437 57
11〜15階建 639 78,895 123
16階建以上 9 1,188 132

 中層住宅とよばれる「5階建以下」が30%。公団の大型物件が含まれることから戸数ベースでは48%を占めます。いちばん比率が高いのは「6〜10階建」で54%。都心部で見られる単棟の高層マンションが中心になります。20階を超える超高層マンションがまだお目見えしていません。
●平均面積は「51〜70u」が43%。ファミリータイプの3DK、3LDKが中心

 平均面積は「31〜50u」が36%、「51〜70u」は43%。両者を合わせると約8割を占めます。間取りは2DK〜3LDKが中心と見られます。投資用物件の1ルームマンションはほとんど見られません。一方、「70u以上」は都心の高級マンションで築年の古い物件に多く見られます。
株式会社マンションデータサービス(2005年7月発表
関連資料
 賃貸化も問題の一つである。全体での賃貸率は50%を越えており、小規模マンションが賃貸マンションとして使用されていることが推察された。小規模マンションにおける賃貸化は区分所有者が少ない分その影響を直に受ける。ヒアリングにおいて、「賃貸している人からは、賃料が入れば良い。組合設立、大規模修繕には、無関心である。」という発言が印象的であった。(マンション問題研究会:老朽マンションの実態調査2003年)